E [度数分布表] ダイアログ ボックスを再び開きます。
E [図表] をクリックします。
E [ヒストグラム] と [正規曲線付き] を選択します。
図 5-9
[度数分布表: 図表の設定] ダイアログ ボックス
E [続行]をクリックし、メイン ダイアログ ボックスの [OK]をクリックし て、手続きを実行します。
図 5-10 ヒストグラム(S)
ケースの大部分は、スケールの下限でクラスタ化され、多くは 100,000 未 満となります。ただし、500,000 の範囲およびそれ以上にあるケースが少 数あります (あまりに少数であるため、表示するにはヒストグラムの修 正が必要です)。 これらの非常に高い値は少数のケースに限られていて も、平均値には有意な効果を持ちますが、中央値にはほとんど、あるいは まったく効果を持ちません。そのため、この例での中心傾向の指標として は、中央値がより適切になります。
グラフの作成と編集 6
さまざまな種類の図表を作成および編集できます。この章では、棒グラフ の作成と編集を行います。その他のタイプのグラフについても、ここで説 明する要領で作成と編集を行えます。
図表作成の基本
図表作成の基本を具体的に説明するために、さまざまなレベルの仕事満 足度に対応した平均収入の棒グラフを作成します。この例では、データ ファイル demo.sav を使用します。詳細は、 A 付録 p.167 サンプル ファイ ル を参照してください。
E メニューから次の項目を選択します。
グラフ(G) > 図表ビルダー(C)...
© Copyright SPSS Inc. 1989, 2010 68
[図表ビルダー] ダイアログ ボックスは、グラフの作成時に、完成状態をプ レビューすることができる、インタラクティブなウインドウです。
図 6-1
[図表ビルダー] ダイアログ ボックス
図表ビルダー ギャラリの使用
E [ギャラリ] タブ (がまだ選択されていなければ) をクリックします。
ギャラリには、さまざまな定義済みのグラフが含まれており、グラフの種 類ごとに分類されています。[基本要素] タブには、図表を作成するための 基本的な要素 (軸やグラフ要素など) が用意されていますが、[ギャラリ]
を使用するほうがより簡単です。
E [棒グラフ](がまだ選択されていなければ) をクリックします。
ギャラリ内の利用可能な棒グラフを示すアイコンがダイアログ ボックス に表示されます。このアイコンの絵には、グラフの種類を特定するのに 十分な情報が含まれているはずです。 さらに情報が必要な場合には、ア イコンの上にカーソルを移動して、グラフのツールヒントを表示するこ ともできます。
E 単純棒グラフのアイコンを「キャンバス」にドラッグします。「キャンバ ス」というのは、ギャラリの上方にある広い領域のことです。[図表ビル ダー] のキャンバスにグラフのプレビューが表示されます。このグラフの 描画に使われるデータは、実際のデータではないことに注意してくださ い。これはサンプル データです。
図 6-2
[図表ビルダー] のキャンバス上の棒グラフ