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単一分析での複数モデルの使用

Amos では単一の分析に複数のモデルを適合できます。 これにより、すべてのモデルの  

結果を 1 つの表にまとめることができます。 Amos では入れ子にしたモデルの比較で     カイ 2 乗検定を実行することも可能です。 この例では、モデル B のパラメータ制約に      よってモデル A と C をそれぞれ取得できるように指定することにより、モデル A、B、     

および C を単一の分析に適合できます。

Ex06-all.amw ファイルに含まれる次のパス図では、モデル A またはモデル C を生成      するために制約する必要があるモデル B のパラメータに次の名前が割り当てられてい   ます。

このパス図の 7 つのパラメータには、var_a67、var_p67、var_a71、var_p71、b_pow67、  

b_pow71、および cov1 という名前が付けられています。 2 つのパラメータに同じ名前    

が付けられることはないので、パラメータに名前を付けることによってパラメータが 等しくなるように制約されることはありません。 ただし、これから説明するように、変  数に名前を付けることによってさまざまな方法でパラメータを制約できます。

上に示すパラメータ名を使用して、cov1 = 0 を要求することにより、最も一般的なモ    デル (モデル B) からモデル A を取得できます。

107 探索分析 E パス図の左側にある [モデル] パネルで、[デフォルト モデル]をダブルクリックします。

[モデル管理] ダイアログ ボックスが表示されます。

E [モデル名] テキスト ボックスに、「Model A: No Autocorrelation」と入力します。

E 左側のパネルで cov1 をダブルクリックします。

[パラメータ制約] ボックスに cov1 が表示されることを確認します。

E [パラメータ制約] ボックスに「cov1 =0」と入力します。

これでモデル A の指定が完了しました。

E [モデル管理] ダイアログ ボックスで、[新規作成] をクリックします。

E [モデル名] テキスト ボックスに、「Model B: Most General」と入力します。

モデル B にはパス図に示す以外の制約がないので、直ちにモデル C に進むことができ     ます。

E [新規作成] をクリックします。

E [モデル名] テキスト ボックスに、「Model C: Time-Invariance」と入力します。

E [パラメータ制約] ボックスに、次のように入力します。

b_pow67 = b_pow71 var_a67 = var_a71 var_p67 = var_p71

完成度を高めるため、4 つ目のモデル (モデル D) を導入し、モデル A の 1 つの制約と         モデル C の3 3 つの制約を結合します。 モデル D は制約を入力し直さなくても指定で        きます。

E [新規作成] をクリックします。

E [モデル名] テキスト ボックスに、「Model D: A and C Combined」と入力します。

E [パラメータ制約] ボックスに、次のように入力します。

Model A: No Autocorrelation Model C: Time-Invariance

これらの行により、Model A と Model C の両方の制約をモデル D に組み込むことを指        定します。

これで 4 つのモデルすべてのパラメータ制約が設定されました。最後の手順は、分   析の実行と出力の表示です。

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