ここまでは、patient_los.sav からコピーされた検証規則を使用すること が非常に有効でしたが、この作業を完了するには、さらにいくつかの規 則を定義する必要があります。また、病院到着時に死亡した患者は、病 院内で死亡したと誤って記録されることがあります。単一変数検証規則 ではこの誤りを検出できないため、これに対応できるようにクロス変数 規則を定義する必要があります。
E [ダイアログ リコール] ツールバー ボタンをクリックし、[データの検証]
を選択します。
E [単一変数規則]タブをクリックします。(病院の規模、ランキンスコアを測定 するための変数、および記録されていないバーセルインデックスに対応す る変数についての各規則を定義する必要があります)。
E [規則の定義] をクリックします。
図 7-19
[検証規則の定義] ダイアログ ボックスの [単一変数規則] タブ
現在定義されている規則が表示されます。[規則] リストでは [0 to 1 Dichotomy] が選択され、[規則の定義] グループにその規則のプロパティが 表示されています。
E 規則を定義するには、[新規]をクリックします。
図 7-20
[検証規則の定義] ダイアログ ボックスの [単一変数規則] タブ ([1 to 3 Categorical] が定 義された場合)
E 規則名に「1 to 3 Categorical」 と入力します。
E [有効値] で、[リスト]を選択します。
E 値として、「1」、「2」、および 「3」を入力します。
E [システム欠損値を許可する] の選択を解除します。
E ランキンスコアに対する規則を定義するには、まず [新規] をクリック します。
図 7-21
[検証規則の定義] ダイアログ ボックスの [単一変数規則] タブ ([0 to 5 Categorical] が定 義された場合)
E 規則名として、「0 to 5 Categorical」と入力します。
E [有効値] で、[リスト]を選択します。
E 値として、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、および「5」を入力します。
E [システム欠損値を許可する] の選択を解除します。
E バーセルインデックスに対する規則を定義するには、まず[新規] をク リックします。
図 7-22
[検証規則の定義] ダイアログ ボックスの [単一変数規則] タブ ([0 to 100 by 5 defined]
が定義された場合)
E 規則名として、「0 to 100 by 5」と入力します。
E [有効値] で、[リスト]を選択します。
E 値として、「0」、「5」、...、「100」 を入力します。
E [システム欠損値を許可する] の選択を解除します。
E [続行] をクリックします。
図 7-23
[データの検証] ダイアログ ボックスの [単一変数規則] タブ ([0 to 100 by 5 defined] が定 義された場合)
次に、定義した規則を分析変数に適用する必要があります。
E [1 to 3 Categorical] を「病院の規模」に適用します。
E [0 to 5 Categorical]を、「初期のランキンスコア」、および「1 か月後のラン キンスコア」から「6 か月後のランキンスコア」までの変数に適用します。
E [0 to 100 by 5]を「1 か月後のバーセルインデックス」から「6 か月後のバー セルインデックス」までの変数に適用します。
E [クロス変数規則] タブをクリックします。
現在定義されている規則はありません。
E [規則の定義] をクリックします。
図 7-24
[検証規則の定義] ダイアログ ボックスの [クロス変数規則] タブ
規則がない場合は、新しいプレースホルダ規則が自動的に作成されます。
E 規則名として、「2度死亡」と入力します。
E 論理式として、「(DOA=1) & (dhosp=1)」と入力します。これにより、1 人の 患者について「病院到着時死亡」と「病院での死亡」という 2 つの記録 がなされている場合は戻り値が 1 となります。
E [続行] をクリックします。
[クロス変数規則] タブでは、新規に定義された規則が自動的に選択さ れます。
E [OK] をクリックします。