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データベースへのエクスポート

In document IBM SPSS Statistics (Pldal 75-90)

データベースへのエクスポート ウィザードでは次の処理を実行できます。

既存のデータベース テーブルのフィールド (列) にある値の置換、ま たはテーブルへの新しいフィールドの追加。

データベース テーブルへの新しいレコード (行) の追加。

IBM SPSS Statistics 変数からのデータベース フィールドの作成

フィールドを新規作成する (フィールドを既存のデータベース テーブルへ追 加する、テーブルを新規作成する、テーブルを入れ替える) 場合は、フィー ルドの名前、データ型、および幅 (設定可能な場合) を指定できます。

フィールド名。デフォルトのフィールド名には、IBM® SPSS® Statistics 変数

名が使用されます。このフィールド名は、データベースでの書式に従った ものであれば、任意の名前に変更できます。多くのデータベースでは、空 白文字など、変数名には使用できない文字でもフィールド名に使用できま す。したがって、たとえば CallWaiting という変数名を Call Waiting と いうフィールド名に変更することもできます。

型。エクスポート ウィザードでは、標準の ODBC データ型、または選択し たデータベース書式で使用できるもののうち定義済みの SPSS Statistics データ形式に最も近いデータ型に基づいて、データ型の初期割り当てが行 われます。ただし、データベースと SPSS Statistics のそれぞれで使用 されるデータ型の種類は、完全には対応していません。たとえば、SPSS Statistics の数値はそのほとんどが、倍精度浮動小数点値として保存され るのに対し、データベースでは数値のデータ型として、浮動小数点型 (倍精 度)、整数型、実数型などが使用できます。また多くのデータベースでは、

SPSS Statistics の時間書式に対応する書式がありません。データ型は、ド ロップダウン リストから選択できる任意のデータ型に変更できます。

幅。文字型 (文字列型、可変長文字列型) フィールドに対して定義されてい る幅を変更できます。数値型フィールドの幅は、それぞれのデータ型に より定義されます。

SPSS Statistics 変数の書式からデータベース フィールドのデータ型への マッピングは、デフォルトでは、次のような一般的な規則に従って行われ ます。データベース フィールドの実際のデータ型は、使用するデータベー スによっては異なる場合があります。

SPSS Statistics変数の形式 データベース フィールドのデータ型

数値 浮動小数点型または倍精度浮動小数点型

図 3-22

データベースへのエクスポート ウィザード、データ ソースの選択

データのエクスポートは、適切な ODBC ドライバがインストールされている 任意のデータベース ソースに対して行えます。(注: OLE DB データ ソース へのエクスポートはサポートされていません)。

ODBC データ ソースが設定されていない場合、または新しいデータ ソース を追加する場合は、[ODBC データ ソースの追加]をクリックします。

Linux オペレーティング システムでは、このボタンは利用できません。

ODBC データ ソースは odbc.ini で指定され、ODBCINI 環境変数はファイ ルの位置に設定されなければいけません。詳細は、データベース ド ライバのドキュメントを参照してください。

ディストリビュート アナリシス モード (IBM® SPSS® Statistics サー バーで使用可能) では、このボタンはありません。ディストリビュート アナリシス モードでデータ ソースを追加する方法については、システ ム管理者に問い合わせてください。

ODBC データ ソースは 2 つの重要な情報、データへのアクセスに使用するド ライバ、アクセスするデータベースの場所で構成されています。データ ソースを指定するには、まず、適切なドライバをインストールしておく 必要があります。さまざまなデータベース形式に使用するドライバは、

http://www.spss.com/driversで入手できます。

一部のデータ ソースでは、次の手順に進む前に、ログイン ID とパスワー ドの入力が必要になることがあります。

データのエクスポート方法の選択

データ ソースを選択したら、次にデータのエクスポート方法を指定します。

図 3-23

データベースへのエクスポート ウィザード、エクスポート方法の選択

データをデータベースにエクスポートする場合、次のオプションを選択 できます。

既存フィールドの値を置換。 既存テーブルから選択したフィールドの値

を、アクティブなデータセットで選択した変数の値に置き換えます。

詳細は、 p.63既存フィールドの値の置換 を参照してください。

既存のテーブルに新規フィールドを追加。既存のテーブルに新規フィールド

を作成し、そこへアクティブなデータセットで選択した変数の値を格納 します。詳細は、 p.65新規フィールドの追加 を参照してください。こ のオプションは、Excel ファイルに対しては使用できません。

既存のテーブルに新規レコードを追加。 既存テーブルに新規レコード (

行) を追加し、そこへアクティブなデータセット内のケースの値を格 納します。 詳細は、 p.66新規レコード (ケース) の追加を参照して ください。

既存のテーブルを削除してそれと同じ名前の新規テーブルを作成。 指定した テーブルを削除して、それと同じ名前の新規テーブルを作成し、そこへ アクティブなデータセットで選択した変数を格納します。フィールド プロパティの定義 (主キー、データ型など) を含め、元のテーブルに関 する情報はすべて失われます。 詳細は、 p.67新規テーブルの作成ま たはテーブルの置換 を参照してください。

新規テーブルを作成。 新規テーブルをデータベースに作成し、そこへアク

ティブなデータセットで選択した変数のデータを格納します。名前に は、データ ソースで有効なテーブル名であれば、どのような値でも使 用できます。ただし、データベース内の既存テーブルまたは既存ビュー と重複する名前は指定できません。 詳細は、 p.67新規テーブルの作成 またはテーブルの置換を参照してください。

テーブルの選択

データベース内のテーブルを修正するまたは置き換える場合は、その対象 となるテーブルを選択する必要があります。データベースへのエクスポー ト ウィザードのこの画面には、選択したデータベースに含まれるテーブ ルやビューが一覧表示されます。

図 3-24

データベースへのエクスポート ウィザード、テーブルまたはビューの選択

デフォルトでは、標準のデータベース テーブルだけが表示されます。リス トに表示する項目の種類は次の方法で指定できます。

[テーブル] 標準のデータベース テーブルです。

ビュー。 ビューは、クエリーで定義した仮想「テーブル」またはダイ ナミック「テーブル」です。ビューには、複数のテーブルを結合して 含めたり、他のフィールド値を基に計算した結果から得られた複数の フィールドを結合して含めたり、これらのテーブルとフィールドの両方 を結合して含めたりすることができます。ビューでは、レコードの追 加や既存フィールドの値の置換を行うことはできますが、ビューの構 成方法によっては、修正できるフィールドが限定される場合がありま す。たとえば、派生フィールドの修正、ビューへのフィールドの追加、

ビューの置き換えは行えません。

シノニム。 シノニムは、テーブルまたはビューのエイリアスです。通

常、クエリーで定義します。

SYSTEM TABLE。システム テーブルでは、データベースのプロパティを

定義します。一部の標準データベース テーブルは、システム テーブル に分類される場合があります。これらのデータベース テーブルは、この オプションを選択した場合にだけ表示されます。多くの場合、実際のシ ステム テーブルへのアクセスはデータベース管理者に制限されます。

エクスポートするケースの選択

データベースへのエクスポート ウィザードでケースを選択する方法は、す べてを選択するか、事前に定義されたフィルタ条件を使用して選択する かのどちらかに限られます。ケースのフィルタリングがすべて無効な場 合、この画面は表示されず、アクティブなデータセットに含まれるケース がすべてエクスポートされます。

図 3-25

データベースへのエクスポート ウィザード、エクスポートするケースの選択

ケースの選択に使用するフィルタ条件の定義の詳細は、「ケースの選 択」( p.213 )を参照してください。

ケースとレコードとの結合

既存テーブルにフィールド (列) を追加したり、既存フィールドの値を置換 したりする場合は、アクティブ データセット内の各ケース (行) を、デー タベース内の対応するレコードと正確に関連付ける必要があります。

データベースではほとんどの場合、各レコードを一意に識別するため のフィールドまたはフィールドの組み合わせが 主キーとして指定 されます。

主キー フィールドなど、各レコードを一意に識別するためのフィール ドに対応するのはどの変数なのかを特定する必要があります。

こうしたフィールドは、必ずしもデータベースの主キーである必要はあ りませんが、フィールドの値またはそれらの組み合わせが各ケースに対 して一意である必要があります。

データベースで各レコードを一意に識別するフィールドと変数を結合

データベースで各レコードを一意に識別するフィールドと変数を結合

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